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ブロックチェーン推進協会(BCCC)年頭所感

コロナ禍で、デジタル&バーチャルな「ニューノーマル」へのシフトが加速!
ブロックチェーンは、公正な社会を支える技術基盤としての貢献度が高まる1年に

あけましておめでとうございます。

2020年を振り返ると、新型コロナウイルス感染拡大の影響で幅広い領域でデジタル化、バーチャル化に向けた取り組みが進められ、「ニューノーマル」へのシフトが加速しました。こうした中、BCCC会員企業においても電子契約、株主総会、貿易、ゲームなどの領域でブロックチェーンを使った新たな試みが展開されました。

あらゆる情報や記録がデジタル化されていくと、データ改ざん、ハッキング、不正コピーなどアナログ時代にはなかったリスクや脅威にさらされることになってきます。現在、国の政策においても官公庁や自治体におけるクラウド導入やDX推進が企画されていますが、ブロックチェーンの活用も同時に進めていくことで、デジタル化に伴って発生するリスクに対応していくことが可能となります。

また、デジタル人民元の実証実験、EUのデジタル通貨規制案、そして日本銀行におけるデジタル通貨発行に向けた取り組みなど、法定通貨のデジタル化やステーブルコインに関する議論も深まってきています。2021年は、金融や決済のイノベーションにも通じるこの動きが具体化し、実現への第一歩を築いていくことでしょう。

BCCCでも独自のステーブルコイン「ZENX」の発行に向けた準備を進めていますが、各国の動向もモニタリングしていきながら、法規制にマッチしたかたちで早期の発行を目指しています。トークンを介した経済圏の形成には、価値が安定したデジタル通貨の流通も不可欠になることから、BCCCとしても研究開発を引き続き強化していく方針です。

ブロックチェーン技術はこれからも進化を続け、フィンテックだけでは無く様々な領域の企業活動、そして社会インフラへと進化を遂げていきます。2021年、ブロックチェーンは様々な企業や社会のDXを支える技術として、「自律・分散・協調」を主軸とした公正な社会への進化に貢献していくと確信しています。

2021年もブロックチェーン推進協会を、どうぞよろしくお願いいたします。

2021年1月1日
一般社団法人ブロックチェーン推進協会(略称:BCCC)
代表理事 平野 洋一郎(アステリア株式会社 代表取締役社長/CEO)

 

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