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ブロックチェーン推進協会(BCCC) 年頭所感

対立、分断を乗り越える新たな社会プラットフォーム
Web3の社会実装に向けて
 

2023年は、コロナ禍からの回復と経済活動の再開が進む一方で、政治的・経済的な対立が深まり、地政学的リスクが各地で高まるなど、多面的な分断が拡大し、世界的に不安定な一年となりました。このような状況の中、経済基盤や社会システムのデジタル化はさらに加速し、ブロックチェーン推進協会(BCCC)の周辺ではWeb3の実装やデジタル通貨の実証実験などが活発に実施されました。

各国で中央銀行デジタル通貨(CBDC)の発行に向けた法整備などが進み、未来の社会基盤を担う「Web3」も熱狂から安定的な成長へとフェーズが移行しています。日本でも昨年6月に改正資金決済法が施行され、国内でのステーブルコイン(デジタルマネー類似型)の発行・流通・決済が可能となりました。BCCCではこの動向を受け、昨年8月にステーブルコイン普及推進部会を発足し、会員企業とともに基本知識や先進事例の共有を通じて、業界全体の発展や社会での普及を促進する活動を進めています。

2024年にはビットコインが4回目の半減期を迎え、流通開始から15年目を迎える節目となります。ビットコインから派生したブロックチェーン技術は、DAO、NFT、DIDなど様々な形で応用され、新たな社会を支える基盤として実装が進むことでしょう。

BCCCも今年で9年目を迎えます。生成AIなどと同様に、ブロックチェーンは自律・分散・協調型の未来社会を実現するために不可欠な技術です。私たちは先駆者として、対立や分断を乗り越える公正な非中央集権型の社会づくりに向けて貢献してまいります。

2024年も、どうぞよろしくお願いいたします。

2024年1月1日
一般社団法人ブロックチェーン推進協会(略称:BCCC)
代表理事 平野 洋一郎(アステリア株式会社 代表取締役社長/CEO)

 

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