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金融業界でのブロックチェーン普及推進に向けた新部会「金融部会」を新設 ~金融機関に対する技術支援や勉強会などの啓発活動を強化~

一般社団法人ブロックチェーン推進協会(代表理事:平野洋一郎、インフォテリア(株) 代表取締役社長、以下 BCCC)は、加盟が加速する金融機関への普及・啓発を強化する施策として、2017年2月に「金融部会」を新設することを決定しました。また、金融部会の新設に際し2017年1月に参加希望会員向けの説明会を開催し、金融業界や金融系IT企業に対する告知活動も展開します。

■「金融部会」設立の背景

BCCCでは設立以降、ブロックチェーン技術の様々な普及・啓発活動を実施し、幅広い業界の皆さまに技術の解説などを展開するとともに、2016年8月にはエンジニア向けの教育カリキュラムとして「ブロックチェーン大学校」を開校しました。そうした活動の成果から、ブロックチェーン技術の知見を高めることを目的にBCCCに加盟する企業が増え現在までに100以上の企業・団体が加盟しています。
最近では、ブロックチェーン技術の導入検討が進むなかで、金融機関のBCCCへの新規加盟が増加傾向にあります。また、協会や加盟企業に対して銀行などから連日多数の相談も寄せられる状況であり、BCCCとしても金融業界の皆さまが必要とする技術支援や勉強会などから構成されるコミュニティーを新設する準備を進めてきました。
BCCCでは、金融機関のニーズにマッチした技術・情報提供サポートをしていきながら、金融関連業務へのブロックチェーン適用と検討し普及を図る場として2017年2月に「金融部会」を新設することと、2017年1月に事前説明会を開催することを決定しました。

■「金融部会」の概要

名称 普及委員会 金融部会
部会長 株式会社Unitedly 代表取締役社長 松田 良成
設立日 2017年2月1日 ※2017年1月中に事前説明会を開催します。
目的 金融関連業務へのブロックチェーンの適用を検討し技術の普及を図る。
構成メンバー 銀行、証券会社、保険会社などの金融機関や、ブロックチェーン技術を
金融機関のシステムに適用するシステムインテグレータなど。
活動内容 定期的な勉強会の開催と参加メンバー間での情報共有。
金融業界に特化したブロックチェーンコミュニティーとして活動。

■「金融部会」の活動方針

金融部会では、2017年1月に参加希望者を集めた事前説明会を開催し2月1日から正式に発足する予定です。2月から始まる活動では、定期的な勉強会を開催し、金融機関が必要とする情報提供や参加メンバー間での情報共有、ブロックチェーン技術を有するBCCC加盟企業からの技術的な助言等を通じて、金融業界に特化した普及啓発活動を行います。
BCCCでは、金融部会の新設によって金融関連業務へのブロックチェーンの適用を検討し技術の普及を図るとともに、その他の業界やテーマに特化した新たな部会も立ち上げる予定です。これらの活動を通じて、より幅広い業界でのブロックチェーンの普及を目指してまいります。

■「ブロックチェーン推進協会」とは

ブロックチェーン技術はフィンテック(金融 IT 革命)の中核技術として注目を集めるだけでな く、業界を問わず情報システムの進化に大きな貢献をもたらそうとしています。しかしながら、 現在国内のブロックチェーン技術開発と実証実験は世界に対して遅れを取っていないにもかかわ らず、その実績や技術情報が共有されていないため適用領域がほんの一部に留まっています。そ こで、本会は、ブロックチェーン技術の未来を確信する国内有志メンバーが、相互に情報交換、 切磋琢磨しながら、ブロックチェーンの普及啓発を行い、自らブロックチェーンの適用領域を拡 大し、またブロックチェーン技術領域への資金調達支援を行うことによって、わが国産業の国際 競争力増進に貢献するとともに、ブロックチェーン技術の進化にも寄与することを目的としま す。さらに、世界のブロックチェーン団体とも連携しその情報を国内で配信するほか、本会で培 われた技術と経験は、ブロックチェーン先進国として日本から世界へと向けて発信します。

■「ブロックチェーン技術」とは

ビットコインの中核技術として発明された、ピア・ツー・ピア方式によるデータ処理の基盤技術です。複数のコンピューターが分散型合意形成を行い、暗号署名しながらブロック単位で複数データを処理するのが特徴です。安価なコンピューターで稼働し、ゼロダウンタイムと、改ざん不可能なセキュリティを実現します。バックアップや冗長化も必要なく、劇的なコスト削減が可能であり、キャパシティを超えても落ちないため、金融機関にも注目されています。

※PDFはこちらからご確認ください

 

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