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第2回ブロックチェーンアプリコンテストグランプリ受賞発表

一般社団法人ブロックチェーン推進協会(代表理事:平野洋一郎、アステリア(株) 代表取締役社長、以下 BCCC)は、3月26日に開催した第2回ブロックチェーンアプリコンテストにおいて、日本情報通信株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長: 廣瀬雄二郎、以下 NI+C)がグランプリとなる「BCCC賞」を受賞したことを発表します。

 

第2回ブロックチェーンアプリコンテストでは、仮想通貨やポイントではないアイデアに基づく独自のブロックチェーンアプリを募りピッチ大会を実施。BCCC加盟企業6社がエントリーし様々なアプリが発表された中、NI+Cが開発したブロックチェーン抽選アプリ「ロトスティーユ」がグランプリとなる「BCCC賞」を受賞しました。

この抽選アプリは、ブロックチェーンを使うことで主催者であってもインチキ(不正)ができない仕組みを実現。具体的にはブロックチェーンに記録された抽選券データのハッシュ値と、当選券のハッシュ値の一致を確認することで当選券の不正が出来ない抽選アプリを作成しました。時折発生している抽選イベントでの不正(抽選券の偽造、当選数の操作・制御)を解決し、主催者、参加者の双方にとって公正性が担保されたインチキのない抽選イベントの実現をこのアプリを使うことで可能にしました。

審査員からはブロックチェーンの耐改ざん性を用いて一般の人でもわかる抽選の仕組みを開発した点が評価され、今後のビジネスへの展開も期待できることからグランプリに選ばれました。

 

■グランプリ受賞者のコメント
日本情報通信株式会社 ソリューション革新部
浜谷 貞祐 氏
この度はこのような栄えある賞をいただき、誠にありがとうございます。今回はNEMのアポスティーユ(公証)機能をうまく使った面白くて社会課題解決の役に立つアプリ作りをテーマに定めて取り組みました。開発にあたっては、多数のNEM開発者が公開くださっているリソースを参考にさせていただきました。この場を借りて心より御礼申し上げます。

 

■技術応用部会長のコメント
アステリア株式会社 ブロックチェーン事業推進室 室長
森 一弥氏
ブロックチェーンは未だに仮想通貨と同一視される方が多くいらっしゃいます。そのような中、開催された「第2回 仮想通貨”じゃない”アプリコンテスト」はタイトル通りブロックチェーンの活用を考え、アイデアだけでなく実際に作ってみるという趣旨で行っています。第2回は初回に比べてよりアイデアを練って望まれた参加者が多く、実際のビジネス活用へのヒントも多く含まれていた有意義なコンテストになりました。ブロックチェーン技術の普及啓発、参加・協力していただいた方々の実ビジネスでの活用に本コンテストがますます寄与できるよう、今後も開催していきたいと考えています。

 

■アプリコンテスト参加企業、アプリケーションの概要

会社名 アプリケーションの概要
株式会社アイティフォー ブロックチェーンの特性を活かしたタイムカプセルアプリ
株式会社エクサ 金銭のやり取りが発生しない、権利譲渡アプリ
株式会社Opening Line 知的障がい者のネットショッピングを可能にするアプリ
株式会社トリプルアイズ 技術者の経歴情報の改ざん防止アプリ
株式会社ナンバーワンソリューションズ 抽選内容の改ざん防止アプリ
日本情報通信株式会社 大規模抽選の課題をアポスティーユで解決するアプリ

 

当日は、アプリコンテスト参加者の他にも、50名を超える見学者が来場。短い開発期間にもかかわらず、様々アイデアをもとに作成されたアプリケーションを実際に体験しました。

BCCCでは、今後も技術応用部会、教育部会といった部会活動、教育プログラムにおいて様々なブロックチェーン技術を学ぶ場を設けるとともに、同様のコンテストを継続的に実施。Fintechや仮想通貨に限らないブロックチェーンの適用領域拡大を推進します。

※詳細はPDFをご参照下さい。pr20190329_BCCCアプリコンテスト結果

 

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